今や書類の整理には欠かせないアイテムになったクリアファイル。
A4の書類をはさむための、あのペラペラの透明のファイルのことですが、世に登場したのが昭和50年頃だったように思う。
私の記憶が正しければ、ファイルメーカーの関西の雄、リヒト産業㈱(現㈱LIHITLAB.)さんが最初だと聞いている。
当初は、1枚の定価が90円、名称は「クリヤーホルダー」だった。
コクヨさんも名称は「クリヤーホルダー」。
ところがいつのまにか、世間では、なぜか「クリアファイル」という名称が定着してしまった。
ここで話がさらにややこしくなるのが、関東の雄、キングジムさん。
キングジムさんでは昔から、「クリアファイル」とは、たくさんの袋がついたバインダー、いわゆる「クリアブック」の名称。
ところがリヒト・コクヨさんではそれは「クリアブック」。
なにやらよく似た名称で、いくつかのアイテムが輻輳することになってしまった。
ではたくさんのメーカーの文房具を取り扱う通販サイトさんは、どうまとめたのか?
最大手、アスクルさんは、クリアファイルのことを、リヒト・コクヨ方式で「クリアーホルダー」、クリアブックのことはキングジム方式で「クリアー ファイル」と表記されています。
では、コクヨ系列の通販、カウネットさんはどうしたのか?
クリアファイルのことはもちろんコクヨ方式で「クリアーホルダー」、では、クリヤーブックはと索引で探すと、「クリアーブック・クリアーファイ ル」との2本立て?表記からちょっと苦しい感じがにじみ出ています。
当社では、クリアファイルのことは「クリアファイル」、クリアブックのことは「クリアブック」と、一番自然な表記で呼んでいます。
ファイルメーカーのカタログをご覧になる時は、品名と写真の両方をご確認の上、お間違えなきよう。
ファイルバインダー担当 服部元昭